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堀クリニックの堀博司です。
コロナ感染についての、基本的な知識提供を続けています。
第1回と第2回はともに治療薬の薬の解説でした。
昨日、治療薬として期待が残る最後の薬アビガンについて、情報が発表されましたので、第3回も薬の話をします。
第1回で、コロナウイルスCOVID19に対する薬の開発状況とどんな薬が出来上がるかの
概要と見込みを解説しました。
第2回では、レムデシビルとデキサメサゾンが治療薬として使うことができることを解説しました。いずれも、皆さんが期待しているほどの効果は望めませんが、想定範囲内の効果だと思います。
さて、あとひとつ富士フイルムが開発したインフルエンザ薬が、コロナウイルスにも効果が見込めるということで、日本の希望の星としてアビガンが残っていました。
4月から日本政府の強力な後押しがあって、臨床試験(治験)が国内で進められてきました。
しかし想定時期を越えてもなかなか結果の発表がありませんでした。
ついに、7/10藤田医科大学がアビガンの効果検証について発表をしました。
結果は、「有効性は確認できなかった。」という残念な内容でした。
無症状と軽症者に対して治験が行われましたが、ウイルスが消えやすいかどうかについては有効と言えるほどの結論がでませんでした。
インフルエンザ薬と同じで、無症状や軽症の患者さんほど、ウイルスの薬は効き目が出やすいと予測されていましたが、それでも効果は確認できませんでした。
製造元の富士フィルムは、肺炎を起こしている中等症の患者に対して治験を進めています。
6月末には治験を終了する予定でしたが、患者さんが減ってきたため結論が遅れています。
アビガンはレムデシビルと同じコンセプト(ウイルスの増殖を抑える)ですので、劇的な効果は最初から期待できませんでした。
残念ながら、これでほとんどすべての薬の期待が消えました。
あとは、ワクチンの開発に一本化されたと考えていいでしょう。
ワクチンの開発にはとても時間がかかります。
少なくとも、年内は、現状が続くと考えて、日常生活を過ごしてください。
次回からは、人工呼吸器とワクチンの話題を解説したいと考えています。
2020.7.13
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